#終物語 (上) #西尾維新

終物語 (上) (講談社BOX)

終物語 (上) (講談社BOX)

終物語(上) 西尾維新

吸血鬼もどきになった主人公、阿良々木暦(あららぎ こよみ)が怪異(かいい)と呼ばれる存在に取り憑かれた少女たちを助けていく物語。忍野扇(おしの おうぎ)老倉育(おいくら そだち)登場回

以下ネタバレありです

第1話「おうぎフォーミュラ」 不快指数が高めの、いわゆる人民裁判のような学級裁判によって、それを主導した老倉育が絶望する話から始まります。シリアスな展開が続くので、ある程度覚悟が必要なエピソードです。犯人だと思いう人物に対して挙手をする場面で、真犯人も老倉育に挙手をしていたというのは、なかなかでしたね。狂言回しである忍野扇をどう感じるかでこの作品に対しての印象が決まりそうですが、私はシリーズを通して大好きなキャラクターでした。

第2話「そだちリドル」 完全に頭が逝ってしまっている老倉さんと戦場ヶ原さんのやり合いは、やはり凄かったですね。「モンティ・ホール問題」は何回聞いても違和感しかないです。まぁそんなもんか、と受け入れてはいますが

第3話「そだちロスト」 羽川さんと扇氏のバトルはもう少し読みたかったかもですね。メインのストーリーである老倉さんの環境や生い立ちはあまりに救いがなくて、やはり読んでいてつらかったですね。

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全般的に重めのストーリーになっていて、扇氏のことが好きかどうかで評価の分かれるシリーズになっています。

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#化物語 (上)(下) #西尾維新

化物語(上) (講談社BOX)

化物語(上) (講談社BOX)

化物語(下) (講談社BOX)

化物語(下) (講談社BOX)

化物語(上)(下) 西尾維新

吸血鬼もどきになった主人公、阿良々木暦(あららぎ こよみ)が怪異(かいい)と呼ばれる存在に取り憑かれた少女たちを助けていく、現代ファンタジー

西尾維新先生の「戯言シリーズ」は一応読んではいたのですが、あまり合わなかったので、この化物語には手を出していなかったのですが、ベタですがアニメを観てハマり原作を読むことにしました。

よくこんなに少ない登場人物たちでここまでストーリーを回せるものだと感心しました。会話の描写が天才的ですよね。ただ早く先に進んで欲しい時は、いたずらに冗長だな、と少し思いはしますが

好きなエピソードは これまたベタですがやはり「つばさキャット」での戦場ヶ原さんと星を見るシーンですね。まぁアニメのファーストシーズンのラストが良かったりのもあってなのですが。それにしても戦場ヶ原父氏いわく、かつて家でもホッチキスを振り回していたひたぎさん、やはり相当キテますよね。

好きなキャラクターは、戦場ヶ原→羽川の順でしようか?全体的にそれぞれのキャラクターが深刻なものを背負っていますが、羽川さんのエピソードはやはり読んでいてツライですね。

全般的なキャラ立ちは本当に凄いと感じました

今更おすすめする必要もないヒット作ですが、特に会話が楽しい作品を読みたい方は是非どうぞ

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国名シリーズ #シャム双子の謎 (エラリー・クイーン)

シャム双子の秘密 (角川文庫)

シャム双子の秘密 (角川文庫)

シャム双子の謎(シャム双生児の秘密 やシャム双子の秘密 などのタイトルでも出ています) エラリー・クイーン

作者と同名の主人公、エラリーを探偵とする国名シリーズの第7弾です。版元によって題名が少し変わっています

エラリーとその父であるクイーン警視は旅行中、山火事に遭遇し命からがら山荘にたどり着くが、そこで殺人事件が発生してしまう

私が手に取ったのは1960年に出されたバージョンなので、正直この題材や表現は今ならアウトだろうなぁ、とは思いながら読んでいました。さすがに人を指して「蟹」という表現は......。80年以上前の作品なので仕方がないのかもしれませんが。

ただ山火事によって周囲を火に囲まれた事実上の、クローズドサークル状態というのは考えたなぁ、と感心しました。さすがエラリー。

ただ肝心のトリックや主人公たちの推理は、快刀乱麻を断つ、といった感じではなく少しもやもやが残るものになっています。

ですがストーリーのほうは比較的よく出来ており火の手が差し迫っている状況での殺人事件など、話を盛り上げる要素はかなりあり、トリックそのもの以外でエンターテイメント性の高い作品になっています

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読後感も基本的によく、一部の設定を除いて古典的名作に仕上がっていて、ミステリ好きな方全般におすすめ出来る作品です。それにしても角川版の表紙は随分イケメンですね🤔

シャム双子の秘密 (角川文庫) [ エラリ・クイーン ]

私は苦手でしたが... #黄色い部屋の秘密 (ガストン・ルルー)

黄色い部屋の秘密 ガストン・ルルー

とある邸宅にある、通称「黄色い部屋」でその家の娘の悲鳴が。駆けつけた登場人物たちがドアを破壊し中に入ると......。「オペラ座の怪人」で知られる著者による、密室トリック作品においての記念碑的存在。

率直に言って、私に最も合わなかった古典的名作ミステリの一つです。密室のトリックを説明されても、はぁ、そうですか。と言った感じの印象でした。確かに○○すれば○○な状態になるとは考えますが、ではなぜ○○な状態にする必要があるのか、といった疑問点が幾つかあります。まぁこの手の古典的ミステリにその様な指摘は野暮なのかもしれませんが

あと、とある作品にパクられたと言われるトリックに関しては、いや、無理やろそれ。コメディーやん。という感想です

さらに探偵役が何故そんな事をするのか?倫理的におかしいだろ、という疑問点もあったりします。そもそもこの自己陶酔型の主人公が全く受け付けなかったです。よく読破出来たものだと自分に感心しています

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ほとんどの要素が私には合いませんでした。どうやら好き嫌いが極端に分かれる作品らしいのですが、合うか合わないかは実際に読んでみないと分からないと思いますので、ハズレを一定の確率で引いてしまってもいいのならおすすめします

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#BURAI (小説版) #飯島健男

BURAI(小説) 飯島健男(いいじま たけお)

BURAI(ブライ)はまず1989年にPCゲームとして発売され、その後PCエンジンなどに移植されたRPGです。同名の小説は小学館にあったスーパークエスト文庫から、ゲームのシナリオを担当した飯島氏によって書かれました。またこのゲームのキャラクターデザインは聖闘士星矢などの荒木伸吾氏や姫野美智氏が手掛け、小説版のイラストも両氏が担当されています

飯島氏は飯島多紀哉(いいじま たきや)名義で「学校であった怖い話」や「四十八(仮)」なども手掛けています

主な設定は、とあるキプロスという惑星で闇神ダールを復活を阻止するため、光の御子を守る勇士に選ばれた八勇士たちの戦いを描いたかなり王道なファンタジーです

私がこの作品を知ったのは、昔本屋でこの本の表紙に描かれた、銀髪のイケメンを見て気になったから。読んでみて、その銀髪キャラの名前が幻左京(まぼろし さきょう)だと知った時はそれなりに衝撃でしたね。今なら中二だと思ったでしょう。というよりこの作品、全体的に中二病色が強く、天界16神、対になった神々とかちょっと今だと少しキツい感じはやはりします。むしろそういった設定やノリを楽しめるかどうかだと思います

ゴンザ、マイマイの兄妹コンビのキャラが立っていて、今でもそれなりに小説として楽しんで読むことが出来ました。ただラノベ創世記の作品らしく一体誰に向けての作品なのかいまいちピンとこなかったりもします。ストーリーは無駄に長いのですがそこそこ練られてはいます

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昔のラノベや昔のRPG、そして同名ゲームをプレイして気になっている方にはおすすめです

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ミステリ風ホラーの傑作 #Another #綾辻行人

Another 綾辻行人

主人公榊原恒一(さかきばら こういち) は病気療養の為、亡くなった母の実家に身を寄せることになる。だが転入先である中学校のクラスでの雰囲気に違和感を覚える。ヒロインである見崎鳴(みさき めい)が気になるが、クラスメイトたちは彼女が見えていないかの様な態度をとる。そして惨劇が始まる

おそらくこの作品のテーマはスケープゴートなのでしょうね。そしてそれは綾辻ホラーによくマッチしていてまさに傑作ミステリ風ホラー作品に仕上がっています。しかしまさかここまで、惨劇&惨劇、とは思いませんでしたね......。本当にもう許してあげて、というくらいでした

死者が誰なのかは本当に分からなかったですね。難しい、ですよね?死者をあてるの。それとも私がダメなだけなのでしょうか?

ただアニメ版でミスリードの為、キャスト名に工作するのは正直、仕方がないとは言えどうなのだろうか?とは思いましたね

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それにしてもこの手の作品ではやはりラストは建物が炎上したり崩壊したりする中、脱出及び謎解きが行われるのが最も盛り上がりますね。いやさすがの一作でした

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傑作ではあるのですが、ホラー要素がてんこ盛りなので、その方面がダメな方以外なら、本当におすすめです

Another(下) (角川文庫)

Another(下) (角川文庫)

人気作家のご愛嬌 #黒猫館の殺人 #綾辻行人

黒猫館の殺人 綾辻行人

館シリーズ第6弾。

記憶を失った老人から依頼を受けた江南(かわみなみ)と鹿谷(ししや)の二人は、この人物が管理していた別荘へとやってくる。依頼人が記憶を失う前に書いた手記を読み解きながら物語は反転することに

私は傑作だと感じているのですが、一部の方の間では、著者が今作の中で使われたあるトリックなどに関して評判がよくないようです。私は日本のミステリ界を代表する綾辻氏だからこそ、このようなベタなトリックをあくまで作品の一部に取り入れるぐらいは、むしろご陽気な挨拶ぐらいに感じています

私はどちらかというと、この作品に出て来た登場人物たちの好感度の低さの方が気になりました。なんなん、コイツら、という印象でした。今から20年以上前の作品ですから、こういった感じがカッコよかったりしたのでしょうか?この部分は著者の意図がよく分からなかったですね

それにしても某人物の正体には素直に驚きました。館のトリックよりインパクトがあったので、私は騙されやすいのでしょうかね?

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少しだけ不快な描写(クスリなど)があるので、完全に全ての方にはおすすめ出来ないのですが、そういった要素が気にならない方には是非読んでいただきたいですね

以下ネタバレあり

それにしても、黒猫館の殺人、と言いながら黒猫館が登場せずに物語が終局してしまうのはなんというか、凄いとは思うのですが、なにかちょっと心残りがあったりします