#氷菓 シリーズ第1作は少しにがい

氷菓 (角川文庫)

氷菓 (角川文庫)

氷菓 米澤穂信

この作品は折れた竜骨や満願、そして京都アニメーションによってアニメ化もされた古典部シリーズなどで知られるミステリー作家米澤穂信氏による、そのシリーズ第1作にしてデビュー作。映像化もされたことにより、殺人事件など深刻な犯罪が起きない日常系ミステリ作品の代表作となった感があります

久しぶりに読みました。どれくらいぶりかもちょっと思い出せないですね(アニメ化される前から読んでいたというアピール)

「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことは手短に、だ」

冒頭4ページ目に既にこの台詞が出ていました。一応、折木奉太郎のキャラは最初から完成されていたとは思うのですが、著者のデビュー作ということもあり、そして後々のシリーズ作を読んでいる身としては、やはり全体的に少し文章が堅いな、という印象を受けました

物語の後半に奉太郎が 「......いい加減、灰色にも飽きたからな」

といい、里志が 「ホータローは、薔薇色が羨ましかったのかい」

というやりとりがあったのは完全に失念していて、ちょっと驚きました。ホータロー、シリーズ第1巻の時点で既に灰色の高校生活をやめたがっていたとは。ただその割にその後のシリーズ作品内で、ホータローがあまり積極的には変わろうとしてはいないですね。まぁ変わってしまうとシリーズとして成り立たなからでしょうが

以下少しネタバレがあります

この作品のもう一人の主役ともいえる千反田えるさんの伯父さん、あまりに辛い人生だったな、と。集団から祭り上げられてまさしく人柱として粛清され、最後は異国の地で行方不明になるとは...もう少し救いが欲しかったですね。この著者の作品全般的に救いのない話が多いような気がしています。古典部シリーズのラストエピソードになる予定だったというさよなら妖精、なども含めて

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この古典部シリーズの特に好きなエピソードなどについて書こうかとも思ったのですが、それはまた別の機会にしようかと思います

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