世界三大倒叙小説 伯母殺し(伯母殺人事件)

伯母殺人事件 (創元推理文庫 125-1)

伯母殺人事件 (創元推理文庫 125-1)

伯母殺し(伯母殺人事件とも) / リチャード・ハル

この作品は犯人が誰なのか読者と共に探っていく通常の推理小説の反対で、犯人が犯罪を計画し実行していく様を読者にまず明かしていく形式である「倒叙小説」と呼ばれる作品であり、世界三大倒叙小説の一つと言われています。以下多少のネタバレを含みます

この「伯母殺し」に対して私は期待値がかなり高い状態で読んだのですが、その期待を越えたように感じた作品でした

全体を通して伯母に全決定権を握られている主人公による、伯母に対しての殺人に至る過程が綴られていきます。基本的に下らない喧嘩がずっと続く感じなのですが、実は......という類になっています 読んでいくと主人公がちょっとアレな人物であると分かってきます。ですので主人公氏に対して感情移入出来ませんし又、感情移入する作品でもないと思われます

しかしこの主人公エドワード氏がなかなか皮肉センスある人物なのであまり読んでいても苦痛ではない、むしろこのセンスと最後のオチがこの作品の最大のウリであるようです。ページ数があまり多くないというのも良かったです

しかしこの狙われる伯母様、かなり愛嬌のあるキャラクターであり、途中から伯母視点で読んでいました。おそらくそういう方は多いかと

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現在でも十分に楽しめる古典ミステリーを読みたい方に特におすすめ、という作品です

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