ループモノの秀作 #空ろの箱と零のマリア

空ろの箱と零のマリア (電撃文庫)

空ろの箱と零のマリア (電撃文庫)

空ろの箱と零のマリア 御影瑛路(みかげ えいじ)

主人公たちの通う高校に季節外れの転校生・音無彩矢(おとなし あや)がやってくる。そして彼女は主人公に対してこう告げるのだった 「私はお前を壊すために、ここにいる」

いわゆるループもので、そしてそのループを起こしているとされる願いを叶える箱を奪取する事が目的の作品です

以下少しネタバレあり

評価が高く、ループものが好きなので読んでみました。良い点としては総登場人物数があまりいない割にストーリーはそれなりに練られています。よく出来ていると思います

あまり良くなかった点としては、中二病色が強くまた、その設定である必然性が感じられないキャラクターが複数いる事。ミステリやループモノに詳しい人が読むと箱の持ち主がある程度特定出来る。またループしてしかも記憶を保持しているヒロインが箱の奪取が出来ない理由が、弱い。そしてなにより登場人物たちの倫理観についていけない、という事です

ただ情報量の差を埋める為、膨大な回数を繰り返す事でこれまでの差を誤差の範囲にしてしまというのはアイデアでしたね

恋愛感情に関して音無さんが 「どこがだ。そんな妄執的な恋愛感情なぞ、憎しみと同じものではないか」 と言うのは面白かったです

グロい表現や中二病が好きな方にはおすすめ出来る作品です

【合本版】空ろの箱と零のマリア 全7冊収録【電子書籍】[ 御影 瑛路 ]

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