#ダンタリアンの書架(7)(8) #三雲岳斗

ダンタリアンの書架 三雲岳斗

ダンタリアンの書架(7) 三雲岳斗

20世紀初頭のイギリスっぽい国を舞台に、貴族の青年である主人公ヒューイと、幻書というものが収められたダンタリアンの書架を管理する見た目が少女のダリアンをコンビにした短編集。読み手に超常的な力を与える書物、幻書が巻き起こす問題を主人公たち二人が解決していくというストーリー

『災厄と誘惑』 なんだかよく分からない話でしたね。そもそもメインのストーリーに絡む登場人物たちに全く関心がいきませんでした。ただヒューイが病気をした事によって普段と違うダリアンたちが読めたのは良かったですね

断章一『型録』 平凡な顔にも使い道があるというオチになるほどとは思いましたが、なにか黒子のバスケを思い起こしてしまいましたね。書かれた時期的にも

『叡智の書II』 2度目の登場である、叡智の書。前作を読んだ時の感想は「著者は自らより賢い登場人物を描写する事は出来ない」という格言に縛られてあの様な終わり方にしたのかな?というものだったのですが、今回のこの話を読んで著者は前作へのリベンジをしたかったのかな、と思いましたね。ただ「あの子には参ったね、こりゃ」みたいな、なんだかファンシーな終わり方で驚きました。やはり特別賢明な登場人物を描くのは難しいのでしょうね

『少女たちの長い夜』 典型的なドタバタ劇で個人的にはあまり好きではないですね

断章二『模倣の書』 キモチの悪すぎるキャラでした...(^^;;

『鍵守』 Episode FINAL と表記されている、ヒューイとダリアンの出会いを描いた一編(これは第1巻に収められているEpisode 0と対になっている作品です)。読後感の良い話でしたね

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ダンタリアンの書架(8) 三雲岳斗

ダンタリアンの書架8 (角川スニーカー文庫)

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最終巻です

『王の幻書』 焚書官コンビとの共闘する事になる話ですが、後半まさかのSF展開に驚きましたね。まぁあのアスラクラインの著者なら不思議ではないのでしょうか?読後感もこれまでにない奇妙な印象でしたね

『最後の書』 いわゆるドタバタ回ですが、それなりに楽しんで読むことが出来ましたただ。読んでいてこちらも、もうクッキーはいらないな、と思うくらいお腹いっぱいになりましたね

『永き黄昏のヴィオネット』 本当のラストエピソードと思われる一編。序盤から憎まれ役でありかつ説明役であるハーバン巡査が胡散臭いなぁとは思っていましたが...恐らく大抵のこのシリーズのファンにとっては想定通りの展開になるとは思うのですが、まぁラストが絶望的な終わり方の作品になるよりははるかに良かったなとは思いましたね。

シリーズ全体を通してかなり出来の良い短編集だったと思われます

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