空ノ鐘の響く惑星で(3)(4)

空ノ鐘の響く惑星(ほし)で(3) 渡瀬草一郎/電撃文庫

巨大な柱が中空に浮き、毎年ある時期になると空から鐘の音に似た音が降ってくる異世界を舞台に、王位継承権が形だけある第四王子フェリオを主人公にした戦記物語です

様々な立場の人間が主人公の周りに集まりだし、本格的に戦記モノとしての体裁を整え始め、いわゆる内乱編が佳境を迎えつつあたりで終わっています。

終盤にウィータ神殿や神姫も登場し、かつ主人公の出生についても語られ始めました。ただそうなると暗殺された国王は本当にちょっとワケが分からない印象ですね。

ネットなどでこの作品の感想を調べると、基本的に高評価なのですが、一部で展開が淡白に感じるなどの書き込みがあるのですが、私が読む限りでは、展開をスピーディーにするため、あまり一つの場面にこだわり過ぎていないというのは感じましたね。ある種、作者の偏執的な描写というのは、たまにある方が好まれるのかも知れませんね。

おそらく次巻あたりで物語に一区切りがつくと思うので早く読むつもりです

それにしても戦記モノはまず内乱編から始めるのがセオリーなのでしょうか?はやりまず主人公側の主な登場人物の紹介をすることが出来るのがメリットなのかな、と思案したりしています

空ノ鐘の響く惑星(ほし)で(4) 渡瀬草一郎/電撃文庫

空ノ鐘の響く惑星で〈4〉 (電撃文庫)

空ノ鐘の響く惑星で〈4〉 (電撃文庫)

以下ネタバレあり

内乱編終了です。内乱を主導したクラウス氏が厳しく処分されることなく、かつ大事なあの方が無事だったと知って終わるというのは、随分都合がいい展開なのだな、と少し気になりましたね。まあ、この戦記物語における軍師はクラウスにいずれなる必要性から仕方がないのかも知れませんが

王子が城に少数で乗り込んだということは仮に言ったとしても誰も信じない、という状況やタートムからの八百長戦争の申し出は特に面白かったですね

フォルナム神殿側がなぜ北方民族に肩入れきているのかという謎が指摘されました

あとレージク氏がタートムに無条件降伏しようとした理由に自国アルセイフは

・貴族達はだらけきっている

・民は戦争に慣れていない

・兵は弱く、指揮官の技能を持つ者も多くない

などといった点を指摘していたのですが、

内乱によって人材が発掘されていき

クラウス、ベルナルフォン、アゴール、ブラドー、フェリオ、ダスティア、ウィスタル

といったメンツが敵役であるレージク自称王によって有為な人材として挙げられていますが、この辺りが内乱編終了後の次巻以降の主要登場人物になっていくのでしょうね

次からはいよいよカシナート氏達がメインに悪役を演じることになりそうですね。敵としてはやはりレージク兄様よりも手強そうなのがよいですね

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